宮古島北西沖の群発地震

2026年2月後半に、宮古島北西沖で起こった群発地震についてです。

2026年2月20日から26日までの気象庁カタログを使い、プロットしました。

気象庁カタログの震央をプロットした図です。色は発生時期を示し、青が2月20日、赤が2月26日です。震央は八重山リフト東側の伊良部海丘付近に集中しています。ただし、震央分布は南北方向にやや広がって見えます。これは震源決定の誤差の影響と考えられます。

 

10観測点以上でP波またはS波が検知され、震源決定が行われた地震のみをプロットしました。その結果、2月21日以降、発生領域は比較的狭い範囲に集中していることが確認されました。2月26日前半に限っては、やや南西側で活動が起こっています。

研究会

2月19日、研究会で東京に行ってきました。多くの貴重なコメントをいただき、大変有意義な機会となりました。

2026年2月13日の地震

2026年2月13日6時48分、沖縄本島沖の琉球海溝付近でM5.5(速報値、その後5.6に修正)の地震が起こりました。

気象庁のCMT解(速報)では横ずれ型を示しています。CMT解での深さも25 kmとやや深く、この値から考えると沈み込むフィリピン海プレート内で起こった地震の可能性が高いです。

 

(補足)その後の気象庁の震源再決定結果では、震源の位置が速報値よりも西側になっています。震源の深さは48 kmと深いですが、これは深さ方法の決定精度が悪いためで、やはりCMT解で推定された深さが妥当ではないかと思います。位置はちょうど固着域可能性1の直下です。

(補足2)気象庁CMTが再決定されていたので修正しました。位置が少し南西側に移動しました。深さは32 kmです。固着域の直下というのは変わりません。

 

プレート間の固着域が直接動いた地震ではなさそうですが、すぐ直下で起こった地震の可能性があります。

なお、ここで示している固着域は、現在の観測データに基づいて推定されている範囲です。その北東側および南西側の状態については、観測データが十分でないため、現時点では明確にはわかっていません。

2月13日の地震のCMT解(気象庁速報)と琉球海溝の固着域(Tadokoro et al.,  2018)。赤丸は現在海底地殻変動観測を行っている場所。

 

国際共同研究成果が『Nature Communications』に掲載

フランスのInstitut de Physique du Globe de Paris(IPGP)および東京大学地震研究所・佐竹健治名誉教授の研究チームとの国際共同研究の成果が、Nature系列の国際学術誌『Nature Communications』に掲載されました。

 

琉球沈み込み帯における地震スーパーサイクルを解明 ~数千年周期で繰り返す巨大地震の仕組みに迫る~

 

卒論発表会

2月10日、卒論発表会が行われました。

皆さんお疲れさまでした。あとは卒論提出です。

海底地殻変動観測

1月13~15日、琉球海溝へ海底地殻変動観測に出かけました。元々は9月実施の予定でしたが、色々あって1月に実施することになりました。

沖縄県水産海洋技術センターの図南丸です。

 

調査海域です。陸地は見えません。

 

深夜、調査中に近くを通ったタンカーです。