トカラ列島の2025年6月群発地震活動、7月15日までのM2.5以上の地震の震源再決定結果です。
活動は低下していますが、最初の活動域(6月21日ごろ)付近での活動が続いています。
Ryukyu Seismology Lab
トカラ列島の2025年6月群発地震活動、7月15日までのM2.5以上の地震の震源再決定結果です。
活動は低下していますが、最初の活動域(6月21日ごろ)付近での活動が続いています。
トカラ列島の2025年6月群発地震活動、7月13日までのM2.5以上の地震の震源再決定結果です。
7月13日に活動が活発化しました。活動域は7月9日の活動域よりやや東側に広がっていますが、6月後半に比べると移動量は少なくなっています。
トカラ列島の2025年6月群発地震活動、7月11日までのM2.5以上の地震の震源再決定結果です。
トカラ列島の2025年6月群発地震活動、7月9日までのM2.5以上の地震の震源再決定結果です。
最初の活動域に近いところで活動が再び起こっています。
トカラ列島の2025年6月群発地震活動、7月8日までのM2.5以上の地震の震源再決定結果です。
7月7日以降、地震活動が低調です。ただしこれで終了かどうかは分かりません。
2025年6月21日以降、トカラ列島では群発地震が継続しています。
気象庁の読み取り記録を用いて、M2.5以上の地震についてhypoDDによる震源再決定を行いました。
地震活動が東方向へ移動している傾向は、気象庁の地震カタログと同様に確認されました。
再決定された震源は、気象庁カタログよりもやや狭い範囲に集中しているものの、全体として大きな違いは見られませんでした。これは、観測点の配置が偏っており、使用可能な観測点数も限られていたため、震源決定の精度が大きく向上しなかったことによると考えられます。
東西方向の地震活動の時空間変化です。初期の活動に比べて震源がおよそ10 km東へ移動しています。
震源再決定では、初期震源の深さを10 kmに固定して解析を行いました。ただし、観測点の分布やデータの制約から、深さの決定精度は高くないと考えられます。
南北方向の地震活動の時空間変化です。地震活動はわずかに北方向へ移動していますが、その変化量は東方向の移動に比べて小さい傾向にあります。
2015年以降のM2.5以上の地震について震源再決定を行った結果です。2018年ごろの地震活動は、主に小宝島の西側で発生していました。2021年以降は、小宝島の北側に活動が集中しています。2025年の活動は、2021年以降の活動域よりも東側にまで広がっており、また、2018年ごろの活動域のやや北側でも地震が発生しています。