2026年2月21日に始まった宮古島北西沖の群発地震活動のその後です。

2月20日から26日までの震央分布です。10観測点以上でP波またはS波が検知され、震源決定が行われた地震のみをプロットしています。ほとんど同じ位置で発生しています。

東西方向の時空間分布図です。10観測点以上でP波またはS波が検知され、震源決定が行われた地震のみをプロットしています。26日前半に少し西側で起こっていますが、ほとんど位置は同じです。

南北方向の時空間分布図を示します。10観測点以上でP波またはS波が検知され、震源決定が行われた地震のみをプロットしています。震源位置は全体としてほぼ同一の範囲に集中しています。27日後半には、やや北側で地震が発生しているようにも見えます。しかし、この地域では南北方向の震源決定精度が相対的に低いため、この見かけ上の北方への移動が実際の活動の変化を反映しているかどうかは明確ではありません。本活動は期間を通じて概ね同一領域で継続的に発生していると考えてよさそうです。
今回の群発地震活動は、これまでのところ狭い範囲で継続しており、明瞭な拡大は認められていません。しかし、周辺域で地震活動が誘発される可能性には注意が必要です。2019年の群発地震活動の際には、活動域の北東側(八重山リフトと宮古リフトの間)で別の群発地震が誘発されました。この領域では1938年にM7.2の地震も発生しています。現時点で今回の活動が今後どのように推移するかを明確に判断することはできませんが、活動域の拡大や周辺域での新たな地震活動の有無を引き続き注視していきます。