今年も琉球海溝で6月24日から26日に海底地殻変動観測を実施しました。 新型コロナウイルスの状況によっては観測が危ぶまれましたが、無事調査を行うことができました。沖縄県水産海洋技術センターの図南丸です。
現場海域に到着後、作業開始です。
船内で観測中です。今回も昨年と同様、走りながら調査を行ったので、外での作業はありません。 ひたすらずっとこの状況です。
今年は天気が悪かったので、ずっとこんな感じです。見た目は穏やかそうですが、波もやや高い状態が続きました。 沖縄の梅雨明け直後の、いちばん状況が良い時期を選んだはずなのですが、今年は梅雨明けが早かったため、調査の時には梅雨前線が戻ってきてしまいました。
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テレビ放送(4/24)
2020年4月24日18:15のRBCニュースの特集「新型コロナ感染拡大 いま大災害が起きたら」の中で、最近の沖縄で起こっている地震の話に関して出演しました。
名護市防災研修センターへ行ってきました
1月17日、地震学実験の授業で名護市にある防災研修センターへ行ってきました。
ビデオ上映のあと、消火訓練、浸水したドア、車からの脱出訓練、煙の立ちこめた部屋からの避難訓練、地震後の避難行動訓練をおこないました。
防災に関するパネルを見ています。
消火訓練です。果たして天ぷら油からの出火を消火器で消せるでしょうか。
浸水したドアを押し開けて外に出られるかどうかの訓練です。果たして何センチ水没すると出られなくなるでしょうか。
テレビ放送
2020年2月5日18:39のRBCニュースの特集の中で、1月18日の恩納村沖の地震と海底地殻変動観測に関するインタビューが取り上げられました。
AGU Fall Meeting 2019へ参加してきました!
12月9~13日、米国サンフランシスコでおこなわれたAGU fall meetingに参加しました。サンフランシスコで行われたのは3年ぶりです。
会場のMoscone Centerです。リニューアル工事が終わったMoscone Centerは、Moscone NorthとSouthが空中連絡路でつながっており、またSouthの玄関付近も内装が所々変わっていました。
月曜日の会場風景です。まだ天気が良かったころです。
ポスター会場です。中は以前と大きく変わっていません。
私のポスター発表です。中部琉球海溝では、超低周波地震が活動した後に近傍のフィリピン海プレート内で群発地震活動が活発化しています。そのメカニズムに関する話です。
今年は霧または雨の日が非常に多く、ホテルへの帰り道はいつも雨でした。また3年前と比べても、元々高いホテル代がさらに2割近く値上がりしていたため、会場近くのホテルへは高くて泊まれませんでした。バス(MUNI)の料金も9月に2.5ドルから3ドルに値上げしています。
太平洋津波博物館と太平洋津波警報センターを見学
今年も9月下旬から10月上旬にハワイ島・カウアイ島・オアフ島へ巡検に行きました。その中で津波に関する施設を見学しました。
太平洋津波博物館(Pacific Tsunami Museum)
ヒロの町の中にあります。飛行機からから見ると、ヒロの町では海岸から数十メートルは道路とオープンスペースになっており、博物館はそのオープンスペースに面する通りに立地しています。
博物館はハワイを襲った津波に関する展示が主です。また津波だけでなく、19世紀半ば以降のヒロの町の成り立ちを示した展示もあります。Loco Mocoで有名なCafe 100の由来に関する展示もありました。
年々少しずつ展示内容が更新されています。以前と比べて映像やコンピュータ(タブレット端末)を使った展示資料が多くなっています。
博物館の前は道路とオープンスペースです。ここに1946年以前は店が建ち並んでいました。1946年アリューシャン地震津波や1960年チリ地震津波と津波被害を繰り返し受けたため、海岸沿いの建物を移転させ、オープンスペースを作りました。
太平洋津波警報センター(Pacific Tsunami Warning Center)
オアフ島のFord Islandにあります。ここは米軍基地内なので、事前に島の外で基地内に入るための手続きをおこないます。手続きには結構時間を要します。今回も色々起こりました。
手続き終了後、検問を通ってFord Island内に移動します。
津波警報センターが入っている建物です。NOAAの組織がいくつか入っています。
津波警報システムについての説明や、業務体制についての話を聞きました。