2025年12月19日、地震学実験の一環として沖縄気象台 地震火山課を見学しました。
おもろまちの合同庁舎に移転後、今回で2回目の見学です。
ご多忙の中ご対応いただいた地震火山課の職員の皆様に、大変お世話になりました。
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沖永良部島へ地震観測点の点検に行きました
12月9日、沖永良部島へ地震観測点の点検に行きました。
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地震観測点です。

近くの高台からみた沖永良部島の北東部です。台地が広がっています。

夜景です。徳之島の集落の明かりが見えます。
南部琉球海溝で起こった超低周波地震の論文
南部琉球海溝で起こった超低周波地震を調査した研究成果が、Earth, Planets and Space 誌に掲載されました。
Spatiotemporal variability and tectonic implications of very low-frequency earthquakes in the southwestern Ryukyu Trench
この研究では、南西琉球海溝で起きる、とてもゆっくりした特殊な地震(VLFE:超低周波地震)を20年以上調べました。
研究の結果、VLFE は海溝の近くの限られた場所で、約2〜3か月おきに群発的に起きることがわかりました。また、普通の地震が起きやすい場所とは発生場所がずれていることから、地下の沈み込んだプレート面ですべり方が「普通の地震を起こす場所」と「ゆっくりと滑る場所」に分かれていることが判明しました。さらに、VLFEは2001年頃から増加しており、これは周辺で発生した中規模地震や、その後に起きた余効すべり(afterslip)と関連している可能性がありますが、その時期が必ずしも対応しません。このことから、当時、琉球海溝の海溝軸付近でプレート間カップリング(プレート同士の固着状態)の変化が起き、それに伴って地震活動の変化やVLFE活動の増加が起こった可能性が考えられます。
琉球海溝南部で起こるVLFE活動の長期活動変化から、この地域のプレート間カップリングの度合いの変化や、海溝付近での長期的なスロー地震の発生を推定することができるのではないかと考えています。

地震学会2025年度秋季大会
10月20日から22日、福岡で行われた地震学会2025年度秋季大会に出席しました。

ポスター発表を行いました。隣の方がポスターを貼っていないうちに撮影しました。

琉球海溝で起こる群発活動についての内容です。なんか変な活動が起こっていることが分かってきました。
3月に卒業した安部さんも沖縄トラフの群発地震について口頭発表しました。
会議
10月8日、会議で東京に行ってきました。10月ですが暑かったです。翌日は台風の影響で風が強かったですが、飛行機が少し遅延したくらいで済みました。