台湾東部の地震(2006年4月16日、M5.8)

 2006年4月16日、台湾東部でM5.8の地震が起こりました(図1)。深さは38.4km(USGS)です。

台湾東部ので台東で最大震度5が記録されています。与那国島でも震度1が記録されています(図2)。

東西方向に圧縮軸を持つ逆断層型地震です(図3)。フィリピン海プレートが台湾東部でユーラシアプレートに衝突しているところで発生しています。

この場所では2003年12月10日にM6.6の地震が、2005年4月1日にM6.1の地震がそれぞれ発生しています。


  深さ(km) マグニチュード
気象庁 75 6.0
台湾中央気象局 11.7 6.2
USGS 38.4 5.8



(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2005年まで、M4.0以上(PDEによる)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。


(図2)震度分布。台湾中央気象局と気象庁・地方公共団体のデータを使用


(図3)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ40kmより浅い地震を表示している。


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