台湾東部の地震(2006年4月1日、M6.1)

 2006年4月1日、台湾東部でM6.1の地震が起こりました(図1)。深さは10km(USGS)です。

台湾東部ので台東で最大震度6が記録されています(図2)。

南東−北西方向に圧縮軸を持つ逆断層型地震です(図3)。フィリピン海プレートが台湾東部でユーラシアプレートに衝突しているところで発生しています。

この場所では2003年12月10日にもM6.6の地震が発生しています。


  深さ(km) マグニチュード
気象庁 96 6.4
台湾中央気象局 10 6.4
USGS 10 6.1



(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2005年まで、M4.0以上(PDEによる)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。


(図2)震度分布。台湾中央気象局のデータを使用


(図3)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ40kmより浅い地震を表示している。


[戻る]