地震のメカニズム解は北東−南西走向または北西−南東走向の横ずれ型断層が動いたことを示しています(図2)。
この付近では地震活動が活発です(図3)。この震源とほぼ同じ地点で3月7日にほぼ同じ大きさ(M4.8)の地震が発生しています。メカニズム解は正断層型に近く、今回の地震とは断層のタイプが異なります。
この地震の20km北では、1年前にほぼ同じ大きさ(M4.7)の地震が発生しています。メカニズム解も良く似ています。
(図1) 震源付近の地震分布。1997年から2004年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。
☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。黄色い線は琉球海溝を示す。
(図2)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。本震のメカニズム解はUSGS NEICによるものを使用。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。
(図3)震源付近の最近の地震活動。1997年から2003年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。
☆は本震の震央を示す。点線で囲った領域は1998年M7.7地震の余震域を示している。