沖縄本島南東沖の地震(2005年3月22日、M4.6)

 2005年3月22日、沖縄本島南東沖でM4.6の地震が起こりました(図1)。深さは53kmです。ただし防災科学技術研究所のメカニズム解決定時に求められた震源の深さは8kmとなっており、実際の震源は浅かった可能性があります。

 メカニズム解は北西−南東方向に拡張する正断層を示しています(図2)。フィリピン海プレート内の浅部にある正断層が動いたものと見られます。
 この震源の周辺では、2004年7月22日にM6.3の地震が、2004年9月25日にM5.5の地震が発生しています(図3)。



(図1)  震源付近の地震分布。1997年から2004年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。黄色い線は琉球海溝を示す。



(図2)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。本震のメカニズム解はUSGS NEICによるものを使用。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。


(図3)


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