USGSのCMT解解析によると震源の深さは26kmとなっています。これは沈み込んだフィリピン海プレート上面付近の地震活動と同じ深さです。地震のメカニズム解は北西−南東圧縮の逆断層型です(図2)。これらのことからユーラシアプレートと沈み込んだフィリピン海プレートの境界で発生した低角逆断層型地震であると考えられます(図3)。
(図1) 震源付近の地震分布。1997年から2004年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。
☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートを示している。
(図2) 地震のメカニズム解。深さ40km以浅の地震をプロットしている。メカニズム
解はUSGSによるCMT解を使用している。USGS-CMT解では震源深さが26kmと浅いところに決まっている。
メカニズム解は北西−南東圧縮の逆断層型を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートを示している。
(図3)模式図