(地震の深さとマグニチュード訂正2008.8.15)
2006年8月13日、奄美大島東沖でM5.3の地震が起こりました(図1)。深さは56km(気象庁)です。喜界島で震度3が記録されています(図2)。
気象庁震源では深さが深く決められていますが、USGS震源では浅いことから、ユーラシアプレートと沈み込むフィリピン海プレートの間で発生した低角逆断層型地震です(図3)。
この地震の近くでは2005年12月4日にM6.1の地震が起こっています。この地震も海溝沿いで発生した低角逆断層型地震ですが、やはり震源が深く決められています。
深さ(km) | マグニチュード | |
---|---|---|
気象庁 | 56 | 5.3 |
USGS | 28.6 | 5.4 |
(図1) 震源付近の地震分布。2002年から2005年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。
☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。
(図2)震度分布。気象庁・地方公共団体のデータを使用
(図3)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ50kmより浅い地震を表示している。