(2005.12.8修正)
2005年12月4日、奄美大島北東沖でM6.1の地震が起こりました(図1)。深さは69km(気象庁)です。Harvard大などのCMT解では、震源の深さが約30kmとなっており、震源は浅かったと考えられます。
奄美大島から種子島にかけて最大震度3が記録されています(図2)。
ユーラシアプレートと沈み込むフィリピン海プレートの間で発生した地震です(図3)。
(図1) 震源付近の地震分布。2002年から2004年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。
☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。
(図2)震度分布。気象庁のデータを使用
(図3)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ50kmより浅い地震を表示している。
(図4)12月4日の地震活動(本震および余震活動)。