奄美大島付近の地震(2006年3月2日、M4.8)

 2006年3月2日、奄美大島でM4.8の地震が起こりました(図1)。深さは20km(気象庁)です。

奄美大島と徳之島で最大震度3が記録されています(図2)。

ユーラシアプレート内で発生した地震です。ほぼ南北方向の拡張軸を持つ正断層型の地震です(図3)。ちなみに、この付近の平均的な拡張軸方向は、南西諸島付近で北東−南西走向、沖縄トラフ内で南北方向です。




(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2005年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。


(図2)震度分布。気象庁および地方公共団体のデータを使用


(図3)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ40kmより浅い地震を表示している。


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