台湾南東沖の地震(2005年12月16日、M4.9)

 2005年12月16日、台湾南東沖でM4.9の地震が起こりました(図1)。深さは90km(気象庁)です。

しかし他の機関による震源は浅いことから、この地震の震源は浅かったと見られます。

台湾南東沖の蘭嶼島で最大震度4が記録されています(図2)。

フィリピン海プレート内で発生した正断層型の地震です(図3)。


  深さ(km) マグニチュード 備考
気象庁 92 4.9  
防災科学技術研究所 8 5.0 CMT決定時の解
USGS 10 5.1  
台湾中央気象局 12.7 4.9  



(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2004年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。


(図2)震度分布。台湾中央気象局のデータを使用


(図3)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ50kmより浅い地震を表示している。



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