台湾北東部の地震(2005年11月30日、M4.9)

 2005年11月30日、台湾北東部でM4.9の地震が起こりました(図1)。深さは70km(気象庁)です。

台湾北東部で最大震度3が記録されています(図2)。

沈み込むフィリピン海プレート内で発生した地震です。沈み込んだプレートの傾斜方向に拡張軸を、プレートの走向方向に圧縮軸をそれぞれ持つメカニズム解です(図3)。


深さ(km) マグニチュード
気象庁 70 4.9
台湾中央気象局 64.3 5.7
USGS 81.8 4.9



(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2004年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。


(図2)震度分布。台湾中央気象局のデータを使用


(図3)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ50kmより深い地震を表示している。


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