石垣島と西表島で震度1が記録されています(図2)。与那国島および台湾では無感でした。
震源の深さと地震のメカニズム解から見て沈み込むフィリピン海プレート内で発生した地震と見られます。沈み込むフィリピン海プレートの傾斜方向と走向方向にそれぞれ拡張軸と圧縮軸が向いています。
この地点では2005年10月16日にM6.5の地震が発生しています。同じくプレート内で発生した地震です。
(図1) 震源付近の地震分布。2002年から2004年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。
☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。
(図2)震度分布。気象庁のデータを使用。
(図3)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ50kmより深い地震を表示している。