与那国島南西沖の地震(2005年11月16日(M4.8)と11月17日(M4.7))

 2005年11月16日(M4.8)と11月17日(M4.7)、与那国島南西方で地震が起こりました(図1)。深さは約30km(気象庁)です。

 震源の深さと地震のメカニズム解から見て沈み込むフィリピン海プレート内とユーラシアプレートの間で発生した地震と見られます。この付近は地震活動が活発で、マグニチュード5以上の地震が頻繁に発生しているところです。

この地点では2004年11月9日にM6.4の地震が発生しています。同じくプレート間で発生した地震です。

  11/16 22:39 11/17 3:50
  深さ(km) マグニチュード 深さ(km) マグニチュード
気象庁 36 4.8 34 4.7
USGS 48 4.9 55 4.6



(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2004年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。黄色い線は琉球海溝を示す。


(図2)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ50kmより浅い地震を表示している。


[戻る]