台湾東沖の地震(2005年9月6日、M6.1)

 2005年7月20日、台湾の東沖でM6.1の地震が起こりました(図1)。深さは10km(気象庁)です。他機関による地震の深さとマグニチュードを表1に示しておきます。

 台湾東部で最大震度3が観測されました(図2)。与那国島でも震度1が観測されています。

 地震のメカニズム解は低角逆断層型を示していることから、ユーラシアプレートと沈み込むフィリピン海プレートとの間で発生したプレート間地震と見られます。

この付近では2005年6月10日にM5.2の地震が発生しています。

表1:各機関による深さとマグニチュード

  深さ(km) マグニチュード
気象庁 10 6.1 (気象庁マグニチュード)
台湾中央気象局 11.7 6.1 (台湾中央気象局)
USGS 46 6.1
Harvard大(CMT) 24 5.8(モーメントマグニチュード)



(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2004年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。黄色い線は琉球海溝を示す。



(図2) 震度分布。台湾中央気象局と気象庁のデータを使用。


(図3) 地震のメカニズム解(下半球投影)、防災科学技術研究所による(2000年以降、M4以上)。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。2005年9月6日の地震のメカニズム解はharvard大のものを使用している。


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