台湾東部で最大震度3が観測されました(図2)。与那国島でも震度1が観測されています。
地震のメカニズム解は低角逆断層型を示していることから、ユーラシアプレートと沈み込むフィリピン海プレートとの間で発生したプレート間地震と見られます。
この付近では2005年6月10日にM5.2の地震が発生しています。
表1:各機関による深さとマグニチュード
深さ(km) | マグニチュード | |
---|---|---|
気象庁 | 10 | 6.1 (気象庁マグニチュード) |
台湾中央気象局 | 11.7 | 6.1 (台湾中央気象局) |
USGS | 46 | 6.1 |
Harvard大(CMT) | 24 | 5.8(モーメントマグニチュード) |
(図1) 震源付近の地震分布。2002年から2004年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。
☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。黄色い線は琉球海溝を示す。
(図2) 震度分布。台湾中央気象局と気象庁のデータを使用。
(図3) 地震のメカニズム解(下半球投影)、防災科学技術研究所による(2000年以降、M4以上)。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。2005年9月6日の地震のメカニズム解はharvard大のものを使用している。