台湾東部の地震(2005年6月10日、M5.2)

 2005年6月10日、台湾東部でM5.2の地震が起こりました(図1)。深さは0km(気象庁)です。他機関による深さ・マグニチュードを表1に示しておきます。

 台湾東部で最大震度4が観測されました(図2)。

 台湾中央気象局による震源位置によると、この地震は花蓮の15km東沖で発生しています。
 この地震の8時間後(18時44分)に、花蓮の直下でM4.9の地震が発生しています。深さが9kmと浅かったため、花蓮で震度6が観測されています。


表1:各機関による深さとマグニチュード

  深さ(km) マグニチュード
気象庁 0 5.2 (気象庁マグニチュード)
台湾中央気象局 10 5.1 (台湾中央気象局)
USGS 11.1 4.8(mb)



(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2004年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。黄色い線は琉球海溝を示す。



(図2) 震度分布。台湾中央気象局のデータを使用。


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