与那国島南方の地震(2005年7月29日、M5.1)

 2005年7月29日、与那国島南方でM5.1の地震が起こりました(図1)。深さは30km(気象庁)です。

 震源の深さから見て沈み込むフィリピン海プレート内とユーラシアプレートの間で発生した地震と見られます。この付近は地震活動が活発で、マグニチュード5以上の地震が頻繁に発生しているところです。

この地点では2004年11月9日にM6.4の地震が発生しています。同じくプレート間で発生した地震です。




(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2004年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。黄色い線は琉球海溝を示す。



(図2)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ50kmより浅い地震を表示している。


[戻る]