台湾東部の地震(2005年7月20日、M5.6)

 2005年7月20日、台湾東部でM5.6の地震が起こりました(図1)。深さは33km(気象庁)です。他機関による深さ・マグニチュードを表1に示しておきます。

 台湾東部で最大震度3が観測されました(図2)。与那国島でも震度1が観測されています。

 沖縄トラフの中軸で起こった横ずれ断層型の地震です(図3、図4)。

この付近では2004年7月6日にM5.2の地震が発生しています。

表1:各機関による深さとマグニチュード

  深さ(km) マグニチュード
気象庁 33 5.6 (気象庁マグニチュード)
台湾中央気象局 1.8 5.4 (台湾中央気象局)
USGS 12.6 5.2



(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2004年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。黄色い線は琉球海溝を示す。



(図2) 震度分布。台湾中央気象局と気象庁のデータを使用。


(図3) 震源付近の地震分布。深さ40kmより浅い地震をプロットしている。東経123度より西側の地震は気象庁と台湾中央気象局の両方のデータ(2000年〜2002年)を用いて震源再決定している。東経123度より東は気象庁による震源(2001年〜2003年)を使用している。


(図4)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ50kmより浅い地震を表示している。


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