ただし、防災科学技術研究所のCMT解や台湾中央気象局の震源決定では震源の深さがそれぞれ8kmと9.8kmに決まっており(表1)、この地震の震源の深さは10kmより浅いと考えられます。
(図2) メカニズム解(防災科学技術研究所による)。東北東−西南西走向の正断層である。
(図3) 震源付近の地震分布。深さ40kmより浅い地震をプロットしている。東経123度より西側の地震は気象庁と台湾中央気象局の両方のデータ(2000年〜2002年)を用いて震源再決定している。東経123度より東は気象庁による震源(2001年〜2003年)を使用している。
表1 震源要素の比較
機関 | 緯度 | 経度 | 深さ | マグニチュード |
気象庁 | 24.79 | 122.04 | 43 | 5.2(MJ) |
防災科学技術研究所(CMT解) | - | - | 8 | 5.3 (Mw) |
台湾中央気象局 | 24.91 | 122.22 | 9.8 | 5.8 (ML) |
米国地質調査所 | 24.71 | 122.22 | 10 | 4.7 |