沖縄本島東方沖の地震(2005年6月20日、M5.4)

 2005年6月20日、沖縄本島東方沖でM5.4の地震が起こりました(図1)。深さは51km(気象庁)です。他機関による深さ・マグニチュードを表1に示しておきます。


この付近では2004年7月22日にM6.3の地震が発生しています(図2)。

 地震のメカニズム解は逆断層型です(図3)。ユーラシアプレートと沈み込むフィリピン海プレートの間、またはフィリピン海プレート内部で発生した地震であると見られます。

表1:各機関による深さとマグニチュード

  深さ(km) マグニチュード
気象庁 51 5.4 (気象庁マグニチュード)
USGS 27.8 5.3 (mb)



(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2004年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。黄色い線は琉球海溝を示す。



(図2) 今回の地震と2004年7月22日の地震との位置関係


(図3)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M4以上)。深さ30kmより浅い地震だけをプロットしている。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。


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