沖縄本島西南西沖の地震(2004年5月31日、M5.1)

 2004年5月31日、沖縄本島と宮古島の中間付近でM5.1の地震が起こりました(図1)。深さは80km(気象庁)です。

米国地質調査所(USGS)によれば震源の深さは46kmです。



 USGSによる震源の深さが深発地震面の深さとほぼ等しいことから(図2)、沈み込んだフィリピン海プレート内で発生した地震と見られます。この地震では久米島で震度2が観測されています。




(図1) 震源の位置。☆は本震の震央を示す。




(図2) 地震のメカニズム解(防災科学技術研究所による)。東西圧縮の逆断層型である。破線は深発地震面の深さ(沈み込んだフィリピン海プレート上面の深さと見てよい)を示している。右下にある寒冷前線のような記号は海溝軸を示している。


(図3)震度分布。


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