もし沖縄で大地震が起こったら

沖縄本島南部で大地震が起こる場合

仮定した地震断層
沖縄本島南部直下の深さ40kmでM7.2の地震が発生したと仮定。

沖縄本島直下プレートの断面図
M7クラスの地震が沖縄本島直下のフィリピン海プレートで発生すると仮定している。

沖縄本島南部の震度分布
丘陵地では震度5強、低地、埋立地では震度6弱になる。

現状の基準の場合の被害
沖縄の鉄筋コンクリート造の耐震基準は本土より低く設定されてきたため、大きな被害となる可能性が高い。

九州の基準の場合の被害
九州中部の耐震基準で建物が作られている場合、最近20年間に建てられた建物の被害はほとんど見られなくなる。

鉄筋コンクリートの被害の比較


計算方法
  速度(震度):司・翠川(1999)の式による基準地盤最大速度と松岡・翠川(1995)による地盤増幅率を使用。
  RC造の大破率:「沖縄県地震被害想定調査概要報告書 沖縄県(1997年3月)」で用いられた計算法を参考。