M5以上の地震はどれも南北方向に拡張軸を持つ正断層型の地震です。
沖縄トラフではトラフ中軸に沿って頻繁に群発地震活動が発生しています。今回の群発地震活動は2002年以降に沖縄トラフ中軸で発生した群発地震活動の間を埋めるように発生しています。
今回の群発地震も沖縄トラフ内で発生していますが、正断層の密集したトラフ中軸ではなく、それよりも南側のやや平坦な領域で発生しています。
(図1) 震源付近の地震分布。2002年1月から2013年3月まで、M3.0以上。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は最大の地震(15時50分)の震央を示す。
(図2)群発地震(4月17日)の分布。
(図3)地震のメカニズム解(NIED:防災科学技術研究所の結果)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。