沖縄本島南西沖の地震(2012年2月28日、M5.6)

 2012年2月28日沖縄本島南西方沖でM5.6(気象庁)の地震が起こりました(図1)。

 渡嘉敷村と座間味村で震度3が観測されています。
 深さは48km(気象庁)です。しかしCMT解での深さは20〜27.8kmとやや浅く決まっています。

 北東−南西走向の正断層型の地震です。この付近で屈折法探査結果から推定したプレート上面の深さが約15kmなので、この数字から判断すると、沈み込んだフィリピン海プレート内部で発生した地震と見られます。

  深さ(km) マグニチュード
気象庁 48 5.6
防災科学技術研究所
F-net
20 5.4
USGS 18.6  5.6
 GCMT 27.8  5.4



(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2010年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。


(図2)地震のメカニズム解(NIED:防災科学技術研究所)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。


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