深さは30km(気象庁)です。西表島、黒島、石垣島で震度2が観測されています。
震源の深さがや深いことから、沈み込んだフィリピン海プレート内またはプレート境界面で発生した地震です(図2)。しかし気象庁CMT解は深さ23kmで低角逆断層型(Variance
Resuctionは53%と余り良くない)であるのに対し、防災科学技術研究所のCMT解は深さ59kmで水平面または鉛直面の断層が活動した断層型になっています。Variance
Resuctionは78%と、気象庁より良い値です。
例えば破壊が複雑であったためにCMT解が決まりにくい地震であったのかもしれません。
深さ(km) | マグニチュード | |
---|---|---|
気象庁 | 30 | 5.5 |
気象庁CMT解 | 23 | 5.3 |
USGS | 30.8 | 5.2 |
防災科学技術研究所 F-net |
59 | 5.2 |
(図1) 震源付近の地震分布。2002年から2010年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。
☆は本震の震央を示す。
(図2)地震のメカニズム解(NIED:防災科学技術研究所)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。