与那国島北方沖の地震(2011年10月30日、M5.5)

 2011年10月30日、与那国島北方沖でM5.5(気象庁)の地震が起こりました(図1)。

 深さは209km(気象庁)です。宮古・八重山諸島から台湾にかけての広い範囲で震度1から2の揺れを観測しています(図2)。

沈み込んだフィリピン海プレート内で発生した逆断層型の地震です(図3)。

  深さ(km) マグニチュード
気象庁 209 5.5
USGS 215.7 5.5
防災科学技術研究所
F-net
195 5.5
 台湾中央気象局  221.4  6.5



(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2010年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。


(図2)震度分布。気象庁、地方自治体震度計データおよび台湾中央気象局のデータを使用。


(図3)地震のメカニズム解(NIED:防災科学技術研究所)。深さ40kmより深い地震を表示。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。


[戻る]