東北地方太平洋沖地震による沖縄本島での津波高さ(2011年3月11日、M9.0)

 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による津波は、地震発生から約3時間後の18時以降、沖縄本島各地に襲来しました。

 沖縄本島各地で津波の最大高さに関する聞き取り調査を行った結果、沖縄本島の太平洋側で約1cmの津波が、東シナ海側で約50cmの津波が到来したことが明らかになりました。最大波高はうるま市石川漁港で110cmでした。沖縄市泡瀬では100cmの高さに達しました。泡瀬では2010年チリ地震津波の際には海からつながる水路に沿った道路が一部浸水しましたが、今回は最大波の到達した18時ごろが干潮であったため浸水はありませんでした。



(図1)  各地での津波最大波高。青は聞き取り調査(薄い青は精度の悪いもの)による。赤は検潮記録(気象庁、国土地理院)による最大波高。


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