2010年7月9日、台湾東部の宜蘭南澳でM5.4(気象庁)の地震が起こりました(図1)。
深さは28km(気象庁)です。台湾で震度5、与那国島や西表島でも震度1でした。
北東−南西方向に拡張軸を持つ断層タイプです。周辺の地震は拡張軸または拡張軸が北西−南東方向なので、通常の地震とは少し異なっています。
深さ(km) | マグニチュード | |
---|---|---|
気象庁 | 28 | 5.4 |
USGS | 21.2 | 5.2 |
防災科学技術研究所 F-net |
23 | 5.0 |
台湾中央気象局 | 17.9 | 5.4 |
(図1) 震源付近の地震分布。2002年から2009年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。
☆は本震の震央を示す。
(図2)震度分布。台湾中央気象局と気象庁のデータを使用。
(図3)地震のメカニズム解(NIED:防災科学技術研究所)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。