台湾東方沖の地震(2009年6月20日、M5.0)

 2009年6月20日、台湾東方沖でM5.0(気象庁)の地震が起こりました(図1)。

深さは70km(気象庁)です。いっぽう台湾中央気象局では深さ11kmとなっています。深さは機関ごとにばらばらです。

 台湾東部で震度3が記録されています(図2)。

 圧縮軸が東西方向の横ずれ型成分と逆断層型の両方を持つ地震です。ただ、あまり決定精度は良くありません。

  深さ(km) マグニチュード
気象庁 70 5.0
USGS 49 4.8
台湾中央気象局 11.3 5.5
台湾広帯域観測網
CMT解(Mw)
29 4.1
防災科学技術研究所
F-net
56 4.7



(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2008年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。


(図2)震度分布。台湾中央気象局のデータを使用。


(図3)地震のメカニズム解(BATS:台湾広帯域観測網とNIED:防災科学技術研究所の結果)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。


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