奄美大島南沖の地震(2009年4月15〜20日、M5.1)

 2009年4月15〜20日、奄美大島南沖で最大地震M5.1の群発地震活動がありました(図1)。深さは約60km(気象庁)ですが、CMT解による深さは5kmと浅く決まっています。

メカニズム解(CMT解)から、これらの地震は海溝付近の浅いところで発生した正断層型地震です。

  4月15日16時23分 4月20日16時22分 
  深さ(km) マグニチュード 深さ(km) マグニチュード
気象庁 62 5.1  59 5.0 
防災科学技術研究所
CMT解
5 5.0  5 4.9 
USGS NEIC 10 5.1  40 5.3 



(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2007年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。



(図3)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ40kmより浅い地震を表示している。



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