宮古島東沖の地震(2009年4月2日、M5.2)

 2009年4月2日、宮古島東沖でM5.2の地震が起こりました(図1)。深さは50km(気象庁)です。

 CMT解やUSGSによる震源の深さは23-35kmと浅いことと、沈み込んだフィリピン海プレートの深さは震源付近で約20-30kmであることから考えると、上盤側のユーラシアプレートで起こった地震か、下盤側のフィリピン海プレートで起こった地震か判断し難い地震です。

  深さ(km) マグニチュード
気象庁 50 5.2
防災科学技術研究所
CMT解
23 4.7
USGS NEIC 35 4.9



(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2007年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。


(図3)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ40kmより浅い地震を表示している。



[戻る]