CMT解やUSGSによる震源の深さは23-35kmと浅いことと、沈み込んだフィリピン海プレートの深さは震源付近で約20-30kmであることから考えると、上盤側のユーラシアプレートで起こった地震か、下盤側のフィリピン海プレートで起こった地震か判断し難い地震です。
深さ(km) | マグニチュード | |
---|---|---|
気象庁 | 50 | 5.2 |
防災科学技術研究所 CMT解 |
23 | 4.7 |
USGS NEIC | 35 | 4.9 |
(図1) 震源付近の地震分布。2002年から2007年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。
☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。
(図3)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ40kmより浅い地震を表示している。