沖縄本島中部で震度1が記録されています。
気象庁データと防災科学技術研究所観測網の地震波形を使って初動とP波S波振幅比からメカニズム解を決めてみると、観測点が少ないため解はばらつくものの、おおよそ北東-南西方向に拡張軸をもつ解(正断層型〜横ずれ型)になります(図3)。琉球弧を伸張させる応力場で発生した地震のようです。
(図1) 震源付近の地震分布。2003年から2007年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。
☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。
(図3)地震のメカニズム解。今回の地震以外の地震は防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ50kmより浅い地震を描いている。