与論島で震度5弱が記録されています(図2)。震源に一番近いのは沖永良部島ですが、この島内での震度は最大で4です。2007年8月9日に沖永良部島直下で発生した地震でも与論島は最大震度4(沖永良部島で震度4)でした。地盤の特性のせいか、与論島は揺れやすい傾向があるようです。
沈み込んだフィリピン海プレート内で発生した地震です(図3)。この近くでは2007年8月9日にもほぼ同じ深さでM5.2の地震が発生しています。
深さ(km) | マグニチュード | |
---|---|---|
気象庁 |
45 |
6.1 |
防災科学技術研究所 CMT解 |
38 | 5.9 |
USGS | 47.6 | 6.0 |
(図1) 震源付近の地震分布。2002年から2007年まで、M4.0以上(気象庁による)。。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。
☆は本震の震央を示す。
(図2)震度分布。気象庁のデータを使用。
(図3)地震のメカニズム解。過去のメカニズム解は防災科学技術研究所F-netによる(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ40kmより深い地震のみを表示している。