台湾南部で震度2が記録されています(図2)。沖縄県内でも西表島で震度1が記録されています。震央距離が台湾側よりも遠距離にもかかわらず沖縄県内で有感になったのは、経路であるフィリピン海プレート内の減衰が小さいことが影響しているのでしょう。
メカニズム解は、逆断層型を示します。フィリピン海プレート側のルソン弧内で発生した地震です。
| 深さ(km) | マグニチュード | |
|---|---|---|
| 気象庁(速報) | ごく浅い | 6.1 | 
| USGS | 22.4 | 6.4 | 
| USGS(CMT解) | 30 | 6.2 | 
| 台湾中央気象局 | 46.5 | 6.8 | 

(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2005年まで、M4.0以上(PDEによる)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。
☆は本震の震央を示す。

(図2)震度分布。台湾中央気象局と気象庁のデータを使用。

(図3)地震のメカニズム解、Harvard大による(1976〜2006年、M5以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。