もともとこの地域は群発的な地震活動が多いのですが、今回は同じ大きさの地震が3個連続して起こるという、珍しいタイプの活動です。
USGSでは深さ約30kmに、防災科学技術研究所のCMT解でも深さ5kmに決まっていることから、地震は浅い所で発生したと見られます。
これらの地震のメカニズム解は正断層型です。もともとこの震源付近は正断層型の地震が多い地域です(図2)。沈み込むフィリピン海プレート内で発生した地震が卓越する地域です。
00時47分 | 02時43分 | 03時11分 | ||||
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深さ(km) | マグニチュード | 深さ(km) | マグニチュード | 深さ(km) | マグニチュード | |
気象庁 | 67 | 5.2 | 67 | 5.2 | 69 | 5.2 |
防災科学技術研究所 CMT解 |
5 | 4.6 | 5 | 4.6 | 5 | 4.7 |
USGS | 28.9 | 5.1 | 35 | 5.0 | 35 | 5.1 |
(図1) 震源付近の地震分布。2003年から2008年2月まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。
☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。黄色い線は琉球海溝を示す。
(図2)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。