与那国島南西沖の地震(2008年5月11日、M5.9)

 2008年5月11日、与那国島南西沖でM5.9の地震が起こりました(図1)。深さはごく浅い(気象庁)です。

 台湾で最大震度3が記録されています(図2)。与那国島で震度2が記録されています。

 プレート間の低角逆断層であると見られます(図3)。

  深さ(km) マグニチュード
気象庁 ごく浅い 5.9
台湾中央気象局 5 5.7
台湾広帯域観測網(BATS) 25 5.4
USGS 10 5.3



(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2007年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。


(図2)震度分布。気象庁・地方公共団体および台湾中央気象局のデータを使用


(図3)地震のメカニズム解。本震のCMT解は台湾広帯域観測網の結果を使用している。それ以外のCMT解が防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)ものを使用している。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ50kmより浅い地震を表示している。


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