与那国島南西沖の地震(2007年9月7日、M6.5)

 2007年3月8日、与那国島南西沖でM6.5の地震が起こりました(図1)。深さは30km(気象庁)です。

 台湾で最大震度5が記録されています(図2)。与那国島で震度3、宮古島でも震度1が記録されています。2時55分にもほぼ同一地点でM5.0の地震が発生しています。

 東西圧縮の逆断層型です(図3)。沈み込んだフィリピン海プレートの間で発生した地震と見られます。

この地点では、2007年3月8日にもM5.5の地震が起こっています。

  深さ(km) マグニチュード
気象庁 30 6.5
台湾中央気象局 27 6.6
台湾広帯域観測網(BATS) 34 5.8(Mw)
USGS 62 6.5



(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2005年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。




(図2)震度分布。気象庁・地方公共団体および台湾中央気象局のデータを使用

(図3)地震のメカニズム解。本震のCMT解は台湾広帯域観測網の結果を使用している。それ以外のCMT解が防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)ものを使用している。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ50kmより浅い地震を表示している。


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