久米島沖の地震(2007年5月25日、M4.7)

 2007年5月25日、久米島と慶良間諸島の間でM4.7の地震が起こりました()。深さは54km(気象庁)です。

 座間味島と久米島で最大震度3が観測されています()。

 震源の深さから見て、沈みこんだフィリピン海プレート内で発生した正断層型地震です()。ただ、この付近で見られるフィリピン海プレート内地震は南東−北西圧縮の逆断層型であることが多く、この地震とは異なっています。

  深さ(km) マグニチュード
気象庁 54 4.7
防災科学技術研究所
CMT解
35 4.5



(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2005年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。




図2)震度分布。気象庁・地方公共団体のデータを使用。

図3)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ40kmより深い地震を表示している。


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