奄美大島北西沖の地震(2006年4月10日、M4.9)

 2006年4月10日、奄美大島の北西沖でM4.9の地震が起こりました(図1)。深さは18km(気象庁)です。

 奄美大島で震度1が記録されています(図2)。

 ユーラシアプレート内の沖縄トラフ中央で発生した正断層型の地震です(図3)。この付近では南南東−北北西方向に拡張軸を持つ横ずれ型地震が多く発生しています。ここより南側では沖縄トラフ内の地震活動は活発ですが、ここより北側では地震活動は低調です。


  深さ(km) マグニチュード
気象庁 18 4.9
USGS 61.7 5.0





(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2005年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。


(図2)震度分布。気象庁・地方公共団体のデータを使用


(図3)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ40kmより浅い地震を表示している。


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