石垣島南方沖の地震(2006年4月2日、M5.0)

 2006年4月2日、石垣島の南方沖でM5.0の地震が起こりました(図1)。深さは37km(気象庁)です。

 波照間島、西表島、黒島で最大震度1が記録されています(図2)。

 東西方向に圧縮軸、南北方向に拡張軸を持つ横ずれ型地震です(図3)。深さがやや深く、低角逆断層型でないことから、沈み込んだフィリピン海プレート内で発生した地震と見られます。

  深さ(km) マグニチュード
気象庁 37 5.0
USGS 40.2 4.9



(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2005年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。


(図2)震度分布。気象庁および地方公共団体のデータを使用


(図3)地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M3以上)。下半球投影。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。深さ50kmより浅い地震を表示している。


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