台湾東部の地震(2005年6月2日、M5.3)

 2005年6月2日、台湾東部でM5.3の地震が起こりました(図1)。深さは60km(気象庁)です。他機関による深さ・マグニチュードを表1に示しておきます。

 台湾東部で最大震度4が観測されました(図2)。与那国島、西表島でも震度1が観測されています。

 南から沈み込んでいるフィリピン海プレートの中で発生した地震であるとみられます。



表1:各機関による深さとマグニチュード

  深さ(km) マグニチュード
気象庁 60 5.3 (気象庁マグニチュード)
台湾中央気象局 57.7 6.0 (台湾中央気象局)
USGS 63 5.4



(図1)  震源付近の地震分布。2002年から2004年まで、M3.0以上(気象庁による)。丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。 ☆は本震の震央を示す。等深線は沈み込んだフィリピ海プレートの深さを示している。黄色い線は琉球海溝を示す。



(図2) 震度分布。台湾中央気象局と気象庁のデータを使用。


(図3)深さ50kmより深い地震のメカニズム解、防災科学技術研究所による(2000年以降、M4以上)。本震のメカニズム解はUSGS NEICによるものを使用。メカニズム解は深さ毎に色分けしている。


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