奄美大島北西沖の地震(2003年9月28日、M6.0)

2003年9月28日7時11分(日本時間)、奄美大島北西沖でM6.0(気象庁)の地震が 起こりました(図1)。深さは0kmです。
震央は沖縄トラフ内に位置しています。本震および余震活動が沖縄トラフ内の断層で起こっており(図2)、かつメカニズム解は横ずれ型の断層運動を示しています。このことから、沖縄トラフ内にある横ずれ型の断層で発生した地震であると思われます。 この地震では、徳之島で震度2が記録されています(図3)。

震源付近の地震分布


(図1) 震源付近の地震分布。1964年から2002年まで、M4.0以上。
丸印は震源を表す。丸の色は震源の深さを示している。

余震活動と本震のメカニズム解


(図2) 9月28日から10月10日までの余震活動と本震のメカニズム解。周辺の断層を線で示している。メカニズム解はharvard大CMT解を使用している。本震および余震は沖縄トラフ内の断層で発生している。

9月28日の地震(M6.0)の震度分布


(図3) 9月28日の地震(M6.0)の震度分布。


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