琉球海溝で海底地殻変動観測をしました

沖縄島の南東沖、琉球海溝近くへ、沖縄県水産海洋技術センターの図南丸で名古屋大のグループと海底地殻変動観測に行ってきました。

出航後、糸満の南海岸に沿って走った後、陸から離れます。

トランスデューサのついたポールを下げて海面下に入れたところです。この状態で海底に設置してある海底局と音波を送受信し、音響測距をおこないます。

船内での様子。パソコンで取れたデータの確認をしています。

 

ちょうど台風18号が接近してきたので、残念ながら観測を途中で打ち切って帰ってきました。

 

 

2017年9月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wp

台湾北部で断層調査をしました

台湾北部へ地中レーダを使った断層調査に行ってきました。

台湾北部は1867年基隆津波に見舞われた地域で、多数の活断層が通っています。今回は、それらの断層を調査するため、地中レーダを使って地表直下の地層の状態を調べました。

活断層は山と平野の間を通っています。急峻な山と湿地帯の平野部に挟まれているため、このあたりの古い家屋は山麓の、ちょうど活断層が通っている線上に集まっています。平野部の中にある民家を伺ったところ、元々山麓に住んでいたのが後から平野部に移転したとのことでした。現在は草地や畑になっていますが、この平野には昔、滑走路がありました。

平野部は標高3m以下の湿地帯で、低い所はほぼ標高0mです。1867年基隆津波の津波堆積物も見つかっています。この付近での基隆津波の遡上高は約4mです。

 

海岸はこんな感じです。サーフィンで有名な海岸で、海水浴客も見られます。日中はあまり人がいませんが、夕方になると大勢の海水浴客がやってきます。観測を行っていた時期には台湾で大規模停電が起こっていましたが、調査現場では特に何も無くお店もエアコンを付けて普通に営業していました(大学関係では緊急停電があったようですが)。場所によっては停電で消えた信号機の代わりに警官が交通整理をしているくらいでした。

 

地中レーダの調査風景です。30度を超える炎天下のなか、調査を行いました。測線に沿ってひたすら地中へ電磁波を送受信して計測をおこないます。

 

近くには温泉が多数あり、観光地となっています。基隆地震のとき、この地域一帯はかなり激しい揺れに遭い(震度6程度)、建物も大部分が倒壊しています。基隆地震の時、この付近にある温泉が地震から数日間、異常な噴出をしたという記録が残されています。

 

2017年8月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wp

JpGU-AGU Joint Meeting 2017へ参加してきました!

2017年5月20日から25日の五日間にかけて千葉県幕張メッセ他会場で行われたJpGU-AGU Joint Meeting 2017へ参加してきました。

今回の大会では、アメリカ地球物理学連合大会との合同セッションとなり、規模も昨年と比べはるかに大きくなりました。

様々な国から、たくさんの大学や企業含む地球科学系の関係者がふるって参加し、千葉海浜幕張メッセが日本で一番熱い場所となった五日間になりました。

 

さて、私たち琉球大学地震研究室からも、二人の院生が参加しましたよ。

こちらのポスターはM2祖慶さんの発表となります。

Detection of tsunami deposits in the east of Taiwan using Ground Penetrating Radar (地中レーダーを用いた台湾東部における津波堆積物層の検出)について発表しました。

彼は、今回が2回目の学会参加となりました。

初参加の時と比べ、だいぶリラックスした表情で挑んでおり、参加者からの質問などにハキハキと受け答えしていましたよ。

参加者に自ら積極的に話しかけにいく姿も見られ、大変立派でありました。

 

M1の金城さんは、Induced Low Frequency Earthquakes Contributed to Teleseismic Events Along the Ryukyu Islands, Okinawa (遠地地震による琉球列島での低周波地震の誘発現象)について発表しました。

遠くで発生した地震の波が沖縄にやってきたとき、低周波の地震を引き起こすのかどうか、についての研究発表です。

発表の一週間前は緊張のあまり眠れなかったそう。しかしながら、本番では、研究者や他大学の学生さんと楽しそうに議論を交わしていましたよ。

ちなみに、彼女は今回の学会に合わせて新しくかりゆしウェアを調達したそうです。

 

中村先生は、Seasonal variation in tidal response of very low frequency earthquakes in the Ryukyu Trench(琉球海溝での超低周波地震の潮汐応答の季節変化)について発表しました。琉球海溝で発生する巨大地震津波のメカニズムを探る上でとても大事な研究です。

先生は、このポスター以外にも、歴史地震についての興味深い研究(Seismicity on Okinawa Island around 1858, estimated from observations by a French missionary)も発表されていました。参加者の皆さんと和気あいあいとお話されている姿が非常に印象的でした。

 

学会の終わりには、昨年度卒業し帰京している門井君を交えての楽しいお開き会となりました。

(*写真: 左から祖慶真也君、金城亜祐美、中村衛先生、門井洋平君)

 

会場も、幕張メッセだけでなく、国際会議場、国際展示場、東京ベイ幕張ホールと、複数の場所で行われました。

口頭発表会場とポスター会場を往復しているだけで、日の終わりには足が棒のようになりヘトヘト…(汗)でしたが、

そんな思い出も、大会参加で得た新たな知識も、(そして発表終わりに研究室のメンバーで飲んだビールの味も)良いお土産となりました。

 

この五日間で得た経験を研究室に持ち帰り、研究に対するエネルギーへと変えて頑張っていきたいと思います。

2017年6月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wp

新聞記事

4月28日、琉球新報に研究内容が紹介されました。

琉球新報 <沖縄×科学 最先端研究をのぞく>11 琉大理学部 中村研究室 大地の“生きた姿”知る  「ゆっくり地震」データで検証

 

2017年4月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wp

テレビ放送

沖縄の耐震基準(地域係数)が全国で最も低い経緯について、4月19日、NHK沖縄の18時10分からのニュースでコメントが放送されました。

2017年4月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : wp